みなさんこんにちは。
武田塾 秋葉原校 校舎長・御茶ノ水本校 教務の川野です。
今回も志望校に合格を掴み取った武田塾の生徒さんを紹介する合格者カレンダーなのですが、今回はものすごい生徒さんをお呼びしました。
今回の生徒さんは、武田塾 平塚校に通いながら早稲田大学 教育学部 国語国文学科に合格を遂げた生徒さんの市川さんになります。
基本的に合格者カレンダーは全受験生に見てほしい内容になっているのですが、今回の市川さんの合格者カレンダーは特に早稲田大学などの難関大学を目指している受験生に絶対聞いてほしいエピソードになっています…..!
先に言ってしまうと….市川さんは共通テストの世界史で全国1位を獲得….!
市川さんが合格を掴み取った早稲田大学
まずは、今回市川さんが合格を成し遂げた早稲田大学について簡単に説明していきます。
早稲田大学は最難関私立大学と言われており、同じく最難関私立大学である慶應義塾大学とよく比較されることが多いです。早稲田大学の偏差値は62.5〜70、政治経済学部の偏差値は67.5〜70、商学部の偏差値は67.5、教育学部の偏差値は62.5〜65、法学部の偏差値は67.5などのように「この学部は偏差値が低い!」と言えるような学部がありません。
早稲田大学 偏差値|パスナビ
QS World University Rankings 2023では世界205位にランクインしており、 順位が付与された世界の大学の上位14.4%に早稲田大学が君臨しています。
QS World University Rankings 2023
世間からの評価や研究レベルの高さ・立地・就職が優位・研究環境が整っているなどの点から受験生人気が途絶えない大学の1つです。
高校2年生の4月に武田塾に入塾
市川さんは高校2年生の4月に武田塾に入塾をし、入塾後1年間は数学の勉強に力を入れていました。当初の志望校は横浜市立大学だったのですが、数学も文系も苦手という状況で数学から勉強を始めるものの、説明会で数学オリンピック特別選抜というものがあるということを知り、数学オリンピックを目指します。
高校3年生の1月まで数学オリンピックの勉強を続け、数学オリンピック予選に参加しますが、その際の共通テストでは14点を獲得。数学オリンピックと言っているような場合では鳴りませんでした。
市川さんが高校3年生に上がる時、高校2年生の秋に受験した模試ではなんと、
・英語 24/200
・数学 9/200
・国語 11/200
・世界史 0/200
というボロボロの結果でした。
マーク式のテストなのですが、英語は200点中24点、数学は200点中なんと9点、国語は200点中11点、さらに世界史に関してはなんと200点中0点という結果。全てマークをしたのにもかかわらずまぐれで1個あたっているということもなく全滅でした…….。
高校3年生でどうにかしなくてはいけない
高校3年生になりこれはどうにかしないといけないということで、数学と理科を捨てて志望校の変更を検討。残りの1年間で早稲田大学を目指そう!決意しました。ほかの科目でも大きく成長を見せてくれた市川さんでしたが、世界史0点だった市川さんが共通テストの世界史で全国1位を取るまでの道のり、見ていきましょう!
まずは英語。英語は基礎である英単語からコツコツと進めました。国語は現代文であればある程度読むことができたのですが、日東駒専の過去問で挫折し、線の弾き方から勉強を開始しました。
現代文がある程度読めているのにもかかわらず日東駒専の過去問が解けなかったのには理由があり、現代文を解くのに必要な正しいルールをしっかりと理解できていないということが根本にありました。そのため、そもそも現代文はどう読むのかという所から勉強をスタートさせます。
現代文と世界史で通ずる部分があり、どちらも文章読解力が必要なのです。
しかし、その力を伸ばすことができずに苦労する人が多いのも事実です。
高校3年生の4月にしっかりと基礎を固めるという作業をすることができたのですが、これがのちに大きな勝因に繋がります。
勉強の仕方を変えて根本理解を深める
現代文の勉強方法を変更して現代文の基礎である線の弾き方や段落ごとの要約・問題の解説を書くなどの要点を学んだところ、今まで7割ほど取れていた現代文の問題がMARCHでも1問ミスという状況まで成長しました。
肝心の世界史は高校3年生の6月までは、教科書を3日に1回のペースで一周することを続けます。まずは世界史の流れを理解し、流れの理解ができたら高校3年生の夏までは「一問一答」の参考書を活用して用語の勉強を続けたところ、共通テスト模試では6割の順位に。
加えて、市川さんは教科書のトピックをまとめたノートを作成し、16章の年表を作成。
何もみなくても説明できるまで勉強したそうです。
また、市川さんは用語を見てその用語の意味を説明する「逆一問一答」を行うなど、とにかく何もみずにその出来事・事柄を説明できるようになるまでひたすら勉強を続けたのですが、勉強をするうえで「説明できるまで落とし込む」ことはかなり重要。これができると確実に成績が伸びます!
早稲田大学で世界史が難しいと言われている理由
早稲田大学で世界史が難しいと言われている理由としては、ある特定の単語に対して「A・B・C」の情報があり、基本的な大学ではAの情報から単語を導き出す問題が出題され、そのような形式であれば受験生の皆さんは解けると思うのですが、その用語にはCという情報もあります。
そのCという情報から用語を引き出すのが早稲田大学の難しさです。ここで対応できる力を身につけるためには、市川さんが実施した「逆一問一答」で、何もみなくても説明できるようになることが大切なのです。
世界史0点から共通テストで97点、全国1位を獲得して志望校の早稲田大学に合格|まとめ
共通テスト模試で世界史0点を取ってしまった市川さんですが、何も見なくても完璧に説明できる力を身につけ、なんと共通テストの世界史では97点、全国1位という成績を収めました。
勉強法が違ったら合格することはできなかっただろうと本人も思っているほど、今回市川さんが行った勉強法がとても合っていたということになります。
「早稲田大学って難しいんでしょ?」
という声をよく聞きますが、限られた問題集を徹底的に勉強して、一冊を完璧にすることが合格への近道です。正しい勉強方法を毎日続けることで逆転合格も十分可能です。